こんにちは、おうるです。早速ですがこちらを見てください。
私は2020年からNISAをはじめて、運用歴が丸3年になりました。
現在のトータルリターンは+13.3%、投資元本の292万円は、現在331万円まで増えました!
運用収益は+387,687円となっています。
チャートで見るとこんな感じです。
コロナショックが起こる前から積立していたので、一時は元本割れしていましたが、今ではしっかりお金を増やすことが出来ています。
こんなに素晴らしい国の制度を利用しないなんてもったいない!ということで、
今回は、新NISAを始めたくても始められない!という人に向けて、新NISAを徹底攻略するガイドを作りました!
・新NISAのメリット・デメリット
・おすすめの証券会社や銘柄
・投資で損する確率は?
・新NISA前に開設すべきか?
これから新NISAを始めたい!という人が知っておきたいポイントを、徹底的に解説したので、ぜひ最後まで見ていってください。
新NISAとは?
新NISAとは、投資の利益が非課税になる国の制度のこと。
投資初心者でも始めやすく、コツコツと資産形成を行うことが出来ます。
2024年1月からつみたてNISAと一般NISAが終了し、新NISAがスタートしました。
旧NISA制度よりも、かなり使い勝手が良い制度に進化しています。
新NISAのメリット
メリット1:少額から始められる
新NISAは少額から投資を始められます。
証券会社によっては、月100円から始められるので、生活に負担がない範囲で継続できます。
メリット2:購入のタイミングに迷わずほったらかしで運用できる
新NISAはコツコツ自動で投資することも可能なので、自分で購入するタイミングを考える必要がありません。
運用に手間がかからず、一度始めればほったらかしで継続できるのがメリットです。
メリット3:コストを抑えられる
本来、投資信託を購入する場合には手数料を支払う必要があります。
新NISAでは、販売手数料が0円だったり、運用中のコストが安い商品を取り扱っているので、コストを抑えながらお金を増やすことが出来ます。
メリット4:いつでも換金できる
新NISAは積み立てたお金を好きなタイミングで換金できます。
老後資金や、教育資金、海外旅行などの余暇資金など、さまざまな用途で活用できます。
メリット5:分散投資でリスクを抑えられる
新NISAは定期的にコツコツ積み立てることが出来るので、投資のリスクを抑える効果があります(ドルコスト平均法)。
積立期間が長くなるほど、損しづらく、利益が出やすいような仕組みになっています。(後述)
新NISAのデメリット
デメリット1:元本割れの可能性がある
新NISAでの運用は価額の変動があるため「元本割れ」の可能性があります。
ただし、積立期間が長くなればなるほど、損する確率は小さくなっていくので安心してください。(後述)
デメリット2:投資できる銘柄が限られている
新NISAで購入できるのは、金融庁が認定した一部の商品のみになっています。
投資上級者で、毎月分配型の商品や、デリバティブ取引による運用をしたい人には向いていません。
デメリット3:損益通算ができない
※課税口座は使わず、新NISAだけやる人は無視してOK
本来であれば、投資で損失が発生した場合、他の利益と合算することで税金を安くする「損益通算」という手法を使うことが出来ます。
しかし新NISAでは、損益通算ができません。
新NISAの枠を超えて、課税口座で運用したい場合のみ注意が必要です。
デメリット4:繰越控除の適用がない
※課税口座は使わず、新NISAだけやる人は無視してOK
「繰越控除」とは、売却時に損失が出た場合、その損失分を3年間繰り越し、その間に出た利益と相殺できる制度です。
損失した分を確定申告すれば、繰越控除の適用を受けられ、翌年以降の税負担を軽くすることができます。
しかし、新NISAでは利益に対して税金がかからないので、繰越控除の適用を受けることができません。
おすすめの証券会社
新NISAを取り扱っている証券会社はたくさんありますが、新NISAを開設できるのは1人1口座までと決まっています。
証券会社選びで後悔したいためには、下記のポイントをふまえて選ぶことが重要です。
証券会社を選ぶポイント
・口座開設数の多さ
・最低積立金額や積立頻度の柔軟さ
・取り扱っている銘柄数の多さ
・ポイント還元率
おすすめはSBI証券と楽天証券
SBI証券・楽天証券はダントツ人気の証券会社です。
ポイント還元率はもちろん、取り扱っている銘柄数も業界最高水準なので、どちらかを選んでおけば、後悔しないと思います。
どっちの証券会社がおすすめ?
今から新NISAを始めようと思っている人は、SBI証券が圧倒的におすすめです。
ただし、月3万円以上投資出来る+楽天で年17万円以上お買い物をする人や、月5万円以上の投資をしたい人は、楽天証券がおすすめです。
\SBIと楽天を比較を見る人はこちら/
基本的にはSBI証券がおすすめ
SBI証券は、豊富な取扱銘柄数を誇る大手ネット証券です。
積立をすることで、Tポイントなど5種類の選べるポイントから、還元を受けることが出来ます。
SBIグループ全体の口座開設数は1,000万口座に達するほど人気な証券会社です。
投資商品はどれを選ぶ?
新NISAを始められない人の中には、「どの銘柄に投資していいか分からない…」と悩む人も多いと思います。
ここからは、おすすめ銘柄や選び方の基準、購入前の注意点を紹介します。
銘柄選びのポイント4つ
投資初心者が投資商品を選ぶときに気を付けたいのは以下のポイント。
全世界に分散した銘柄を選ぶ
投資初心者が選んでほしいのは、「全世界」に分散している銘柄。
商品によっては日本だけ、アメリカだけ、と特定の国に投資するものがありますが、あまりおすすめしません。
特定の地域に絞った場合、その国の経済状況や政治などよって、価額に大きな影響を与える可能性があります。
1つの国だけにとらわれず、全世界の国に分散して投資することで、値下がりリスクを分散し、安定した運用を行うことが出来ます。
インデックスファンドを選ぶ
インデックス運用とは、日経平均株価や、TOPXIなどといった指標(インデックス)と連動する運用のこと。
インデックスファンドは値動きが分かりやすく、運用コストが安いので、投資初心者にぴったりの銘柄です。
信託報酬が低い銘柄を選ぶ
投資で最重要視したいのがコスト。
新NISAでは信託報酬というコストが発生します。
これは運用にかかる経費のことで、投資を続けている間はずっと発生します。
このコストが高いほど、投資のリターンは悪くなるので少しでも信託報酬(コスト)が安い銘柄を選びましょう。
純資産総額が大きい人気の銘柄を選ぶ
純資産総額が大きい=人気の銘柄という意味です。
人気のない銘柄の場合、運用が途中で打ち切られてしまう可能性があります。
投資初心者はなるべく純資産総額の大きい人気ファンドを選ぶのがおすすめです。
おすすめの銘柄は?
上記の4つの観点から、投資初心者に一番お勧めしたい銘柄を1つに絞りました。
年齢によってリスク許容度が変わるので、年代別でおすすめを分けています。
もちろん上記以外にも、利回りのよい銘柄や、リスクの低い銘柄はありますが、自分の力じゃ選べない!という人は、上記を選んでおくのが無難です。
損する可能性ってどれくらい?
新NISAは「元本割れする」可能性のある商品なので、リスクが気になる人も多いと思います。
では実際どれくらいの確率で元本割れするのか見てみましょう。
元本割れの確率は、運用期間によって変わります。
上の図の通り、投資の期間が長くなるほど、元本割れの確率は低くなっていきます。
金融庁の分析によると、損する確率は5年運用すると10~20%程度、20年運用すると0%になりました。
なぜ長く続けると損しづらいのか
投資を長く続けるほど、リスクは小さくなり、お金を増える力は大きくなります。
ポイントは2つ。「ドルコスト平均法」と「複利」の効果です。
「ドルコスト平均法」でリスクを小さく
ドルコスト平均法とは、同じ金額を定期的に購入する投資手法のことです。
新NISAの積立でもこの手法が取り入れられており、長い時間をかけて、コツコツ投資をするので、損する確率が低くなります。
「複利」で大きく増やす
複利というのは、元金だけでなくその利子にも利子が付く状態のこと。
アインシュタインが「人類最大の発明」と呼ぶほど、複利の効果は大きいです。
投資を始めて数年はあまり効果は分かりませんが、時間が経つほど増やすパワーを発揮するのが複利です。
積立する金額はどう決めるべき?
いくら投資するか決められない!という人は、このフローチャートを参考にしてみてください。
あなたにぴったりの投資金額は?
よくある質問
初心者が悩みがちな質問について、まとめてみました。
積立金額に関する悩み
月1,000円でもやる価値はあります!仮に月1,000円を30年・5%で運用すると83万になります。
早く始めるほど増える力が強くなるので、迷っている暇があったら少額でもいいので始めてほしいです。
あとは、経験をつむために、最初は少額で、慣れてきたら金額を増やすという手もあります。
生活防衛資金が貯まっていたら月10,000円以上投資してもいいと思います。
初心者さんは、月1,000円からスタートし、生活防衛資金が貯まったら月10,000円にUP。
もっと余裕が出たら満額の33,333円、という感じでステップアップしてもいいですね!
※生活防衛資金:生活費の1年分
満額やる必要は一切ないです!
逆に、満額やっている人は少なく、多くの人が5千円~2万円ほどを積立しています。
家計が苦しくない範囲で積立金額を選びましょう!
積立金額の変更はいつでもできます!
ただし、運用成果をしっかり出したいのであれば、あまりコロコロ積立金額を変えるのはおすすめしません。
1年以上積立を継続できる金額で始めることをおすすめします。
家計が苦しくない範囲で積立金額を選びましょう!
毎日積立と毎月積立では、リターンに大きな差はないので、どちらを選んでもいいです。
ただし、ポイント還元を受けたい人は、毎月積立がおすすめ。
SBI証券でも、楽天証券でも、クレカ積立が出来るのは、毎月積立のみです。
新NISAを始める時の悩み
投資初心者は三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)がおすすめ!
これ1本で、全世界の株式に分散して投資することが出来ます。リスクを抑えつつ、しっかり増やしていきたい人にぴったりです。
コストがとても安いのも魅力です。
詳しくは前述を見てください。
私のおすすめのeMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)なら基本的に1種類でOK。
これ1本で世界に分散して投資できるので、勝手にリスク分散してくれます。
ただし、年齢が50代以降の人は債券を組み合わせるのも検討したいです。
債券…?よく分からない…!という50代以降の人はeMAXIS Slimバランス(8資産均等型)1本だけを選んでおくといいと思います。
詳しくは前述をみてください。
基本的にSBI証券がおすすめ。
ただし、以下に当てはまる場合は楽天がいいです。
①月3万円以上投資出来る+楽天で年17万円以上お買い物をする人
②月5万円以上の投資をしたい人
③楽天のネガティブニュースが気にならない人
2社の比較を見たい人はこちらの記事を見てみてください。
下記に当てはまる場合は楽天証券がおすすめ
①月3万円以上投資出来る+楽天で年17万円以上お買い物をする人
②月5万円以上の投資をしたい人
③楽天のネガティブニュースが気にならない人
それ以外の人はSBI証券を選ぶといいと思います。
くわしくはこちらの記事を見てみてください。
投資初心者は新NISAからはじめるのがおすすめ!
iDeCoは60歳以降しか現金化出来ないので、中級者向けです。
たしかにiDeCoの節税効果は魅力ですが、一度始めると基本的にやめられないので、まずは気軽な新NISAで投資することをおすすめします!
投資のタイミングに関する悩み
生活防衛資金(生活費の1年分)が貯まっていないうちは、超少額で始めるのがおすすめ。
月100~5,000円で投資に慣れておくのがいいです。
貯金が貯まったら、積立金額をUPして、本格的に増やしていきましょう!
おすすめの投資金額がわかるフローチャートも作ったので見てみてください♪
借金があるならダメです!
まずは家計の見直しを行って、早急にローンを返しましょう!
ただし住宅ローンだけの人は新NISAをやってもOKです。
迷っている時間が一番損してます。
今年のNISA枠は来年に繰り越しすることが出来ません。
毎年使える枠が限られているからこそ、一日でも早く始めるのがお得。
いつ始めてもOKです。
相場を気にせず、思い立った時に始められるのが新NISAのいいところ。
私もコロナショックの大暴落前にNISAを始めましたが、今では+10%以上の利回りになっています!
コツコツ長く投資を続けるのが成功の秘訣ですね♪
基本的に気にする必要はないです。
というのも、価格が高いときは少なく、安いときは多く購入できる(ドルコスト平均法)ので、いつ始めても投資リスクを抑えることができます。
相場を気にせず、コツコツ積み立てるのが利益を出すコツです。
運用中や終わり方の悩み
マイナスになっても気にしないこと!
新NISAは長く続けることで、その投資効果を発揮します!
マイナスになってる!とネガティブになって、投資をやめてしまうと、せっかく安く買えるチャンスを逃してしまいます。
価額が下がっている時ほど、購入のチャンスなので、コツコツ積立を続けましょう。
基本的に新NISAは放置した人が勝ちます。
資金が必要になる5年前くらいから、ちょっとずつ現金化していくのがおすすめです。
例えば、教育資金のために新NISAをやっている人は、子どもが中学に入学したころからじわじわ売っていきましょう。
老後資金なら、毎月1万を現金化する!と決めるのもいいですね。
まとめ:新NISAで効率よく資産形成しよう
今回の記事では新NISAのメリットデメリット、おすすめ証券会社などを紹介しました。
この記事の要点は以下の通りです。
・新NISAは投資の利益が非課税になる国の制度
・証券会社はポイント還元が大きいSBI証券がおすすめ
・積立は相場に関係なくいつ始めてもOK。一日でも早い方が、増える力が大きくなる
少しでも効率よく資産を増やしたいのであれば、新NISAはぜひ始めたい選択肢の一つです。
もしまだ証券口座を持っていない方は、まずは口座を開設しましょう。