こんにちは、おうるです。
3月某日。妊娠12週、悪阻真っ盛りの中、NIPT検査を受けてきました。
母親の血液を採取し、胎児のダウン症候群などの染色体異常を調べる検査のこと。感度・特異度が100%に近く検査自体の精度がきわめて高いのが特徴。
NIPT検査は高リスク出産と認められるときにのみ受けることが多いですが、私は高リスク出産の条件になにひとつ該当しません。
おうるプロフィール
・現在30歳
・2歳の長女と夫の3人暮らし
・1年ちょっとの不妊治療の末、現在第二子妊娠中
検査費用は自費なので、10万を超える高額出費。
高額なNIPT検査をなぜ私が受けたのか、そのきっかけと体験レポをつづっていこうと思います。
注意とお願い
この記事はNITP検査を推奨するものではなく、今後受けようか悩んでいる人たちの参考のために書いた記事です。
特定のクリニック名が出てきますが、当該病院をお勧めしたりPRしている訳ではありません。
あくまで体験談の一つとして見ていただけますようお願いします。
NIPT検査を受ける気になったきっかけ
長女のときはNIPTを受けませんでした
私は今2歳児の母です。第一子を授かった時は出生前診断についてはあいまいな知識しかありませんでした。
胎児の遺伝子異常に対して知識がゼロだったので、とりあえず産婦人科の先生に確認しました。
当院のエコーでも異常がないか確認してます!
とりあえず先生がいいって言ってるし、受けなくてもいいやと特に調べもせず出産に臨みました。
回旋異常、1000mlを超える出血があったものの、生まれてきた子は元気そのもの。
心からほっとしたのを覚えています。
第二子は不妊治療の末に授かった
第二子の妊娠は結構苦労しました。
1年間のタイミング法で授からず、結局人工授精を組み合わせて授かりました。
今までは妊活に必死で何も考えていなかったのですが、いざ授かってみると第一子のころとは違う不安に襲われました。
「お腹の子に障害があったら、長女をきょうだい児にしてしまう」
重い病気や障がいを持つ兄弟や姉妹がいる子どものこと。
きょうだいが持っている障がいには、発達障がいや知的障がい、体の一部が不自由な身体障がいが挙げられます。
正直な話…
私は親として重い病気の子や、障害のある子をを育てていける自信がありません。
今ですら病気知らずな長女の保育でヒイヒイ言う始末です。
第二子に障害があった時、長女にたくさん我慢をさせてしまうのでは。そんな不安がありました。
出生前に遺伝子異常の可能性を調べておけば、安心して第二子を出産できる。
そんな思いからNIPT検査を受けることに決めました。
NIPT検査の体験レポ
クリニックのリサーチ
NIPTを受けられるクリニックはGoogle検索で調べましたが、なかなか情報が少なく判断に迷いました。
NIPT自体が最近できた検査ですし、費用が高額なため受ける人があまり多くないと聞いています。(日本では平成25年から検査が取り入れられたようです。)
クリニックのクチコミもあまり量がないため、
・検査内容
・トータルの費用
・自宅からの距離
を比較し、プレママクリニック(表参道院)で検査査を受けることに決めました。
事前予約
クリニックが決まったので早速予約。
公式HPからアカウント登録をして、検査日希望日を決めていきます。
マイページから問診票記入、母子手帳・エコー写真の写真を送りました。
使用目的も特に説明はなし。
最後にWEB上で「NIPT検査とは?どんなことが分かるの?」という簡単な説明動画を見て終わりです。
検査日3日前
検査日の3日前に突然クリニックから電話がありました。
クリニックから受けた注意
・現在使っている薬やサプリは検査に影響が出るものがある
・影響のあるものは48時間は使用を控えること
逆にダメだったのが葉酸やビタミン系のサプリでした。
48時間のお薬使用NGで、地味困ったのは
「ヒルロイド、ヘパリン類似物質の使用禁止」
おうる自身はヒルロイドを使っていないのですが、長女が皮膚よわよわマンなので、万年ヒルロイドを使っています。
自分が使う以外にも、ヒルロイドを塗った子どもに触れるのもNGらしいので
検査が終わる3日間はヒルロイドを使わずワセリンのみで保湿しました。
検査当日
私が決めたクリニックは表参道駅から徒歩5分の好立地。
20年住んだ地元の駅前で5時間迷子になる方向音痴の私でも、なんなくたどり着けました。
内装はかなり新しめ。クリニックいる患者(?)は私一人しかいませんでした。
白を基調とした清潔感のある個室に通され、15分ほどの動画を見るように案内されました。
動画の内容はNIPT検査で何が分かるのか、出た結果は確定ではなく可能性でしかないこと。
なぜ100%の判定が出来ないのか、偽陽性・偽院生の仕組みなどなど。
医師との面談
動画を見終わったあとは医師との面談がありました。
父親の血液を調べないといけないのかな?と思って…
どうやら耳が遠い医師のようで、少し不安になってきました…。
こんな質問をいくつか確認し、検査に納得したので問診は終了。
不信感を残しつついよいよ採血です。
いざ採血…!
私は血管が細い方で、いつも看護師さんがじっくり血管を探して採血してくれます。
調子が悪い日はカイロを渡される時も。
でもなんやかんや、みんな一発で採血してくれるんです。
取りづらいねえ、と言いながら一発で血管を見つける看護師さん達を見てきたので、
今回も「どーせ一発で決めてくれるんだよな」とたかを括っていました。
そして今日はじめて知るのです。
血管を探して三千里、その苦しみを。
〜(体感)3分後〜
こうしておばちゃん医師の数分の血管グリグリ攻撃に耐えた結果、無事に採血が終わりました。
1週間後に結果が届きました
結果はクリニックのマイページにアップされます。
結果は…
全遺伝子に異常なし!
おまけで男児と分かりました(やったー)
ちなみにお会計は…
全部の遺伝子を検査するフルセットのコースで13万でした。うううぅ…。高い…。
でも結果やってよかったと思うし、全く後悔していないです!
最後に
遺伝子異常の有無で命を選別するのはどうなの?というお声もあるかと思います。
NIPT検査について体験談を書くのには大きなためらいがありました。
フォロワーさんたちから嫌われるのでは、という気持ちがあったのも事実です。
でもやっぱり、自分の体験談を書きたい!
知らない人のために、検査を迷っている人のために。
私はネットで調べてもNIPTの体験レポをほとんど見つけることが出来なかった。
だからこそ私の体験を残す価値があるんじゃないか。そう思って綴りました。
1人でも誰かの参考になれば、後押しになれば幸いです。